momoko-mの詩のあるところ

「南風桃子ブログ」の詩の部分をこちらでやってみようと思いました。

猩々(しょうじょう)

わたしは

踊り続けます

赤いさかずきをもって

くるくるっとな。

くるくるっと祭囃子に合わせてな。

 

めまいのするよな 拍の乱舞の乱反射

ほうれ、わたしと目が合ったこどもが

今年も泣いておるわ。

 

さくら はらはら

びみょうなきぶん。

こまったような、うれしいような 。

それでも踊り続けます

くるくるっとな。

 

おとなに神輿をかつがれ、こどもに泣かれる

このびみょうな存在感がわたしそのもの。

 でも、もういいや

わたしは、わたしだもの

 

ことしも佐伯に春がやってきて、

そしてまた遠ざかっていく

わたしも踊りながら遠ざかっていく