momoko-mの詩のあるところ

「南風桃子ブログ」の詩の部分をこちらでやってみようと思いました。

こぬか雨

天から優しく落りてくる

こぬか雨をみていると

水の神様が

機を織っているのかしらん

と思えてきます

 

ほんとに

織っているのかもしれません

 

こぬか雨をみていると

なつかしいひとに

会えそうなきがします

この世とあの世に

かすかに穴をあける

やさしい雨です

残照

おおきくなあれ

おおきくなあれ

 

水とか、栄養とか、

ワタシなりにあげたつもりだったけど

ちっともおおきくならないあなたでした。

 

大人にもなれず、

ピーターパンにもなれず、

小さくしぼんでいくあなたを見おろす春の夕暮れ

(軽い吐き気さえもよおします)

祈りの鐘はゴンゴンと遠くで響いています

あしたは、あたしの

かぜがふく

きっと、

なにかをてにいれる。

 

あさっては

あなたに かぜがふく

きっと、

ゆめをつかまえる

 

しあさっては 

いきとしいけるものに 

嵐のようなかぜがふく

きっと、きっと

なにかがかわる。 

無明

むかしむかし

わたしがお大師様に

瓦礫を投げた人でないといいけれど

 

むかしむかし

わたしがイエスさまを

裏切った人でなければいいけれど

 

むかしむかしはわからない。

行ってみなけりゃわからない